訪問日:12/25
訪問時刻:19時30分頃
店内状況:先客4名
値段:700円
注文:食券制
形態:限定メニュー
ベース:
煮干タレ:
醤油提供時間:約5~6分

基本は前回食べた限定と同じ
煮干+
醤油のスタンダードな構成。違いはやはり背脂がない事でスッキリとした仕上がり。
脂の甘味や旨味がない分、ダイレクトにニボ感を感じられるので体感的に濃い印象を受ける。
ニボ感はしっかりとしているが苦味はあまり抽出されておらず、ほぼなしと言って良い。
塩分濃度はやや高めながらも許容範囲内で良好、塩気の尖りも感じられませんね。

麺は低加水のストレート細麺、しっかりとしたコシとパッツン系の歯切れが感じられる麺ですね。
スープとの絡みは抜群、低加水麺がしっかりと
煮干の旨味を吸い込んでおり小麦とのマリアージュは理想的。
前回の背脂
煮干は脂の影響があるので太めの麺でしたが、今回は噛み合いを考慮して細麺に変更しているのは流石。
具材は岩海苔、ナルト、椎茸、チャーシュー、刻み玉ネギの構成、ビジュアル感も問題なし。
岩海苔はスープを吸い込んで
煮干と海苔の香りの合わさり方が素晴らしい。
ナルトは見た目の彩りに貢献、甘味のある身は
煮干の重厚感と対照的で箸休めとして機能している。
椎茸は今回のメニューで最高の具材、正直あと2~3個追加したいぐらいに美味いですね。
煮干出汁を吸い込んだ椎茸を噛むと自身の出汁が出て、口の中で煮干と椎茸が合わさった旨味が強烈に乗ってくる。
チャーシューはロースが1枚、噛むと解れる柔らかさの中にロース肉らしい詰まった身の弾力を感じる。
味付けは薄めで良い塩梅、噛む毎に肉の旨味が出てくるタイプで個人的にはかなり好き。
刻み玉ネギはシャキシャキ感と瑞々しい甘味が感じられ、煮干との相性は抜群ですね。
ネギはないですが玉ネギの香りも爽やかで代役として充分機能していますね。
麺量はおよそ150g程度ですかね、箸が進みスルスルと胃に収めて5分少々で完食。
総評としてはスタンダードな煮干
醤油で奇を衒わない王道の一杯。
椎茸は出汁として使って具として使う事は多くないですが、こういう使い方で旨味を出しても良いですね。
煮干も椎茸も和の物なので雰囲気は壊さないですし、その中でニクいぐらいに仕事してて堪らない。
今年一年いろいろと堪能させていただきました。
採点的には
98点!ですね、ご馳走様でした。